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水墨画・小林東雲の世界

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奉仕のこころ

近野兼史夫妻

●二度とない人生だから

 自分の職業を通じて、周囲の人々に支えられた御恩、先人たちへの御恩に感謝する心で仕事に精を出すこと、それは人としての務めであり、ここにまた人生の喜びがあります。 生きているというより生かされているという日々、給料をかち取っているというより、頂いているという自覚、儲けているのではなく与えられているという考えで全てを見るとき、人の為に自分のもっている大切な命である時間を捧げる事となり、「心の糧」が得られれば、それで満足なのです。やり直しのきかないたった一度だけの限りある人生を多くの人々に捧げるという事の大切さを考え、一瞬一瞬の時というものの使い方、行き方に無駄があってはならないのです。

●信念を行動に

 育てられた米沢の地で青少年に対して協力できる方策は何かと模索した時、若き頃の経済的余裕の無かった学生時代を思い出して、経済的困難に堪えている学生に対し、精神的・智的・経済的な援助をしようと考えた次第です。地域社会の一隅を照らす存在として微力を傾注し、平成4年6月「財団法人近野教育振興会」を設立しました。おかげさまで、多くの協力者にも恵まれました。

 後を継ぐ青少年にロマンを与え、育英制度を設け、毎月奨学生通信を通じて多くの奨学生と係り、その啓蒙につとめてきました。「人をつくる・人の心を育む」という使命を、まさに天命と考えています。人間は一人では生きてゆけるものではありません。

 人間というものは、多くの人々によって生かされているものと思います。このことを明日の日本を担う青少年に正しく理解される事を願っております。謙虚な心、素直な心になって、天地一切を見るとき、ただ有難い、みなさまのお陰で生かされている喜びのみが存在します。雨や嵐があってこそ、晴れの有難さが分かり、苦しみや悲しみを味わった人にこそ、本気の幸せが分かるような気がします。利益を忘れた奉仕の心にこそ、本当の奉仕があることをわすれてはならないと思います。奉仕を祈りとして今後も進みたいと思います。